2025年11月23日。
少し肌寒さはあるものの、空は澄み渡り風も弱く、
まさに“練習会日和”とも言える朝でした。
この日は、わたくしが所属する 「ヤビツ百参るの会」 の南足柄広域農道練習会。
【序章:覚悟を持って挑んだ】
今回のこの練習会はただ走るだけのライドではありませんでした。
この日は 明確な目標と覚悟を持って臨んだ、特別な一日 。
来年、世界一を目指す自分にとって──
「いま何ができて、何が足りないのか」をハッキリさせるための練習会。
シーズンオフだけどそんなの関係ありません。
私を含めて参加者した仲間達全員が、
負けず嫌いでいつでも本気で全力の自転車乗りなのだから。
【コース紹介】
今回の練習会は 小田原〜南足柄広域農道 の往復。
アップダウンが連続し、脚が止まった瞬間に置いていかれる
“ごまかしの効かないコース”
下りもテクニカルな部分があり、パワーだけではなくスキルも要求されるコースです。
往路:足柄広域農道:運動公園 → こどもの森
距離:19.56km
獲得標高:455m
自己ベスト:40:48
KOM:我が師匠、乗鞍2025優勝の田中師匠(36:18)
- STRAVA:足柄広域農道:運動公園 → こどもの森
復路:足柄広域農道:こどもの森 → 運動公園
距離:19.67km
獲得標高:455m(推定)
自己ベスト:41:33
- STRAVA:足柄広域農道:こどもの森 → 運動公園
【参加メンバー紹介】
| 名前 | eFTP W/kg | CTL | 富士ヒルレベル | コメント |
|---|---|---|---|---|
| わたくし | 4.42 | 136 | シルバー | 🔥 |
| バスさん | 4.52 | 109 | ゴールド目前(1:07レベル) | この日のライバル① |
| マリモちゃん | 4.64 | 95 | ゴールド目前(1:07レベル) | この日のライバル② |
| マッチョイ | 4.72 | 128 | ゴールド | 数字も走りも強い |
| ノリスケ | 4.79 | 82 | プラチナ | どう考えても最強格。数字以上に強い |
| 豆ちゃん | 4.00 | 91 | シルバー年代優勝レベル | 女子トップアマチュアレベル |
参加メンバーの戦力と目標
もちろん、一番強いのは ノリスケ。
数字上ではマッチョイと同じぐらいのレベルに見えますが、ノリスケには走った瞬間に分かる
“別格の強さ”があります。
ただし、今回の目標はそこではありませんでした。
この日のターゲットは──
バスさん & マリモちゃん 。
ノリスケやマッチョイと今やり合うのは無理がある。
それは自分が一番分かっていました。
だからこそ、
格上の勝負すべき相手を明確にして挑む。
これが今回の練習会のテーマでした。
私が皆に勝っているのは積み上げたCTL136のみ。
乗り込みだけは誰にも負けていない。
たとえ往路は負けても復路でその積み上げたCTLの差が出てくる。
そう思っていました。
今回の目標は2つ。
1️⃣ 往路復路での自己ベスト更新
2️⃣ 復路も最後まで垂れず、バスさん&マリモちゃんに先着して勝つこと
ノリスケやマッチョイは現状まだ格上すぎる。
現実を見て、今の自分が勝負できるラインの目標を明確に設定していました。
往路編:序盤〜南足柄球場TT
スタートしてすぐ、登りが始まる。
そこは 南足柄球場TT区間。
距離は約3km、平均勾配3.8%。
途中に下りもあるが、序盤の最初の“選別ポイント”だ。
8〜9分のこの区間で遅れたら、この日の勝負は終わり。
そう思って、気持ちを締めて入った。
スタート直後、さっそくマッチョイが飛び出していく。
当然これはスルー。
この日の相手はそこではない。
“勝負すべき相手”は明確に決めてきた。
しばらくはノリスケが集団を牽引。
強度的にはまだ余裕があり、
「もっと上げてもいけるな」と感じながらも、序盤なのでおとなしく脚をためてついていく。
少し進むと、今度はバスさんが抜け出した。
ここもスルー。
なぜか?
バスさんは下りが苦手なのだ。
無理して追う必要はない。
ノリスケが引くペースで走っていればいずれ追いつける。
そう思っていた。
しかし──
スタートから5分ほど経ったころだろうか。
ノリスケが急にペースを落とした。
「え?なんで?」と思ったが、どうやら 豆ちゃんが遅れたため、ペースを合わせたらしい。
ノリスケは、折角の練習会で一人で走らせるのは可哀想だと考え、
“豆ちゃんがギリギリついて来れる強度” に調整したようだった。
これは…豆ちゃんにとっては地獄だろう。
もし俺なら「頼むから置いていってくれ…!」と言うレベル。
そして、ここから本番だ。
もう“ノリスケ牽引列車”はない。
ここからは マリモちゃんと二人で一時的に協調して、バスさんを追う。
バスさんとのギャップは目測で約20秒。
マリモちゃんと協調してまわしていけば、
「これは追いつけるだろう」
そう思っていた──。
往路編:中盤〜足柄街道一気坂
マリモちゃんと協調し、先頭交代しながらでバスさんを追い続ける。
強度は、短い数秒程度の坂のパワーは7.0W/Kg、7倍を超えていた。
しかし——なかなかバスさんを捕らえられない。
下りが苦手なはずのバスさんだが、根本的に 登りが速い。
このコースはそこまでテクニカルではなく、
“下りの技術だけで追いつく” なんて都合は通用しなかった。
結局、登りで力がなければ詰まらない。
シンプルにバスさんとの実力差を感じた。
🏔️ 中盤の難所「足柄街道 一気坂」へ
ここは距離300m、平均勾配9.2%。
約1分の全開区間だ。
しかも——
登り切った先に信号がある。
ここが赤だと一気にタイムロス。
さらに信号を越えたあとも、
地味に2分ほどダラダラと続く登りがある。
ここで出し切ってしまえば、後半が“死亡確定”のセクションだ。
一気坂に入ると、前方に
先頭のマッチョイ
悪友ボブ?
そして追うべきバスさん
の背中が見えた。
タイム差は正確には分からないが、視界に入っている。
「これは良いペースで走れている」
そう手応えを感じていた。
ところでこの足柄農道の左側は、ほぼ全部ボブの土地で、
“ボブ農園”と呼ばれている……。
いや、ほぼ全部は嘘だ。少しだけだ。
🟥 信号、痛い“赤”
一気坂を登り切ったところで、ついにバスさんを捕らえられる距離に——
が、その瞬間に信号が赤に。
これは痛い。
しかし、こればかりは運なので仕方ない。
30秒ほどロスしただろうか。
青に変わった瞬間、再びマリモちゃんと追走開始。
そして、しばらく走るとボブに追いつく。
ボブは開口一番こう言った。
「今17℃だよ♪」
……もうこの場でボブを泣かそうと思ったが耐えた。
その後は
ボブ・マリモちゃん・私の3人でバスさんを追走。
しかしバスさんの姿が見えない。
そして——
次の信号にも見事に捕まってしまう。
往路は、こうして少しずつ時間と脚を削られていった。
往路編:ラスト(終盤〜こどもの森フィニッシュ)
終盤に入り、マリモちゃんから
「バスさんを追ってください!」
と声を掛けられ、託される形で前へ出た。
しかし——
バスさんの姿は見えない。
そして、マリモちゃんからも離れられない。
なぜか?
理由はシンプルだった。
パワーが出ない。
踏みたいのに踏めなかった。
最後の坂は4.0W/kg にすら届かず、脚が完全に売り切れていた。
結局、マリモちゃんとほぼ同時にゴール。
タイムは 42:20。
自己ベスト(40:48)から 1分32秒遅れ。
気持ちに反して、身体がついてこなかった。
往路結果:順位・タイム・コメント
| 順位 | 名前 | タイム | コメント |
|---|---|---|---|
| 1 | マッチョイ | 40:33 | 圧倒的な強さ |
| 2 | バスさん | 41:24 | 結局約1分差つけられた |
| 3 | 私 | 42:20 | 自己ベストならず |
| 4 | マリモちゃん | 42:34 | ほぼ同時ゴール |
| 5 | 豆ちゃん | 43:21 | QOM獲得の快挙! |
| 6 | ノリスケ | 43:27 | 余裕を残した走り |
| 7 | ボブ | 計測なし | 途中合流のため、明後日ナカス。 |
【往路を終えての分析】
結果として、目標だったマリモちゃんには“紙一重で”勝てたが、
バスさんには 約1分差 をつけられた。
こちらは有利な協調体制(私+マリモちゃん+ちょっとだけボブ)。
それでも追いつかないのだから、
根本的な登坂力の差を痛感した。
そして何より深刻だったのは後半のパワー低下。
序盤は良かった
中盤までは耐えれた
終盤に は4.0W/kgにも届かない
これは復路以前に、往路の時点で課題が浮き彫りとなった。
後半積み上げたCTLの差が出てどうたら・・・
とか言っていた自分を泣かしたいと思った。
【往路のMVPは豆ちゃん】
往路で最も輝いたのは間違いなく 豆ちゃん。
自己ベスト更新どころか——
STRAVAセグメントの歴代 QOM(クイーン・オブ・マウンテン)を獲得!
ノリスケに引き釣り回されて、たぶん半分泣きながらだしたタイム。
本当に素晴らしい走りだった。

復路編:往復レースの後半戦
復路は、序盤の下りこそ全員まとまって進んだものの、
最初の坂に差し掛かった瞬間——
マッチョイが、また飛び出していった。
「いったいどういう体力をしているのだろう…」
正直そう思った。
CTLやFTPといった指標では測れない、
そもそもの登坂力の差、その絶対的な強さを見せつけられた。
【中盤:ノリスケ主導の“生殺しペース”】
途中、ボブが「今18℃だよ♪」
と言い残して颯爽と帰っていった。
・・・・・・今度こそ泣かそうと思ったがなんとか耐えた。
集団はほぼ ノリスケの牽引 で進む形に。
しかし、その強度が……
豆ちゃんがギリ千切れないギリギリのペース
それが俺にもギリギリの強度だった。
登りで 4.0W/kg少し超える強度。
それが延々と続く。
「俺が千切れる…」
そう思いながら必死に食らいついた。
【一気坂〜後半:バスさんが脱落】
中盤の“足柄街道一気坂”の下りを終え、
再び登り返すポイントで バスさんが千切れた。
往路でのオーバーペースが影響したのだろう。
このコースは“往復してゴールしてこそ”実力が試される。
もし往復の合計タイムだったら、
この日はバスさんが最下位だ。
これはバスさんの次の課題だろう。
【ラスト:マリモちゃんの渾身アタック】
終盤の最後の登り、
マリモちゃんが集団から抜け出した。
その背中を追いたかったが、
俺にはその脚はもう残っていなかった。
復路も、往路と同様に各自の課題が浮き彫りになる結果となった。
【復路 結果】
| 順位 | 名前 | タイム | コメント |
|---|---|---|---|
| 1 | マッチョイ | 39:49 | やはり圧倒的強さ |
| 2 | マリモちゃん | 41:02 | 最後に約30秒差を付けられた |
| 3 | 豆ちゃん | 41:34 | 復路もQOMの快挙! |
| 4 | ノリスケ | 41:36 | 集団牽引で貢献 |
| 5 | 私 | 41:38 | 自己ベストに5秒届かず |
| 6 | バスさん | 45:11 | 復路が今後の課題 |
| 7 | ボブ | — | 気温報告で離脱のため計測なし・明日ナカス |
🔥【総括 — 今回の練習会で得たもの・課題・次への決意】
復路をそのままゴールと見た場合、私は バスさんには先着できたものの、全体の5位。
そして今回最も悔しかったのは、マリモちゃんどころか豆ちゃんにも負けてしまったこと。
積み上げたCTLがとか──
そんなことを言っていた自分を、ぶん殴りたい気持ちです。
今回ハッキリした課題はこの2つ。
■① そもそもの“登坂力”の底上げ
たぶん5〜10分の一回の登りなら、バスさん・マリモちゃんとは互角に戦える。
しかし、それが何本も続くと、現状では歯が立たない。
これは完全に「根本的な登坂力」の差だと痛感しました。
■② 後半に耐えられる脚の持久力
往路後半〜復路で、明らかにパワーの落ち込みが激しかった。
ここを改善しなければ、二人を倒すことなど到底できません。
対して豆ちゃん。
往路・復路ともにQOMレベルの走り──
完全にこの日の MVP です。
マッチョイは、言うまでもなく別格の存在。
そしてノリスケはもう“別次元”と言うしかありません。
数字以上の圧倒的な強さを持っている。
ボブは…………
明日必ず泣かします。
🔥【次への決意】
50歳をとうに過ぎてこんな楽しい趣味、
ロードバイクと出会えて仲間達と小学生の運動会のように俺は全力で楽しんでいる。
俺は強くなるぞ。
バスさん!マリモちゃん!ボブ!豆ちゃん!
そしてマッチョイ!ノリスケ!
その場所に留まっていたら来年の春には俺に勝てなくなるぞ。
俺はロードバイクを全力で楽しみ、そして強くなる。
そして、富士ヒルクライムでゴールドリングを獲り、
世界選手権で世界一になる!
一歩ずつ積み重ねていきます。
出る前に負けること考える馬鹿いるかよ!
2026年UCIグランフォンド世界選手権(55〜59歳クラス)で、世界一に俺はなる!
格好いいお父さんに俺はなる!
皆さまの応援が私の力になります。
どうか応援よろしくお願いいたします!
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