夜のヤビツ峠ヒルクライム!!その3:タイムアタックレポート
心の友、バスさんと向かった夜のヤビツ峠!!
おじさん2人の夜のヤビツヒルクライム!!!
いよいよ登りますよ!!!
※今回は一切笑い無し、おふざけ無しで愚直に真剣に書いています。
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思い。
この日のヤビツヒルクライム、実は自己ベストを狙っていたんだ
特にこの日に向けてテーパリングなどの調整はしてはいないが全力で走れば良いタイムで走れる
そう思っていた
今年の富士ヒルクライムで妙な手応えを感じてヒルクライムを好きになりかけていた
そして先週、久しぶりにこのヤビツ峠で実に1年ぶりに自己ベストを出したんだ
練習の成果が出るのはたまらなく嬉しい
もうヒルクライムに夢中になったんだ
だからこの日も明日の日曜日が雨予報で走れそうもないから、どうしてもヒルクライムがしたくて夜のヤビツに来たんだ
バスさんとは何度もヤビツ登っているがほとんど勝ったことがない
いや・・・一度も勝ったことないかな・・・?
バスさんは年間60回、いや70回以上もこのヤビツ峠を登るいわゆるヤビツジャンキーだ
もうかれこれ何百本も登ってるだろう
そんなバスさんに今日は勝ちたい
そう思っていた
バスさんのヤビツヒルクライム名古木スタートのベストタイムは
「35:31」
俺が先週出したベストタイムは
「36:15」
その差、約45秒だ
今日はベストの走りをしてバスさんに勝つ!!
そんな強い気持ちで挑んだんだ
スタート~旧コンビニ
バスさんが先頭でスタートした
バスさんは一定ペースで走る達人だ
VIVA☆ZAPPEIの仲間や他のチャリ仲間達もバスさんに良いペースで牽いて貰って何人も自己ベストを出している
各ポイントの通過タイム、パワーなど全て熟知していて走りながら「ここで○○分なら○○分狙えますよ!」などと的確なアドバイスをくれるんだ
スタートから旧コンビニまでは信号が2つある
これに引っかからずに通過するのは運だ
この信号を嫌ってか、速い人達は旧コンビニからスタートする人が多い
確かにタイムトライアル区間に信号なんておかしな話しだ
でも何故か俺の回りの仲間達はヤビツと言えば名古木スタートだ
「信号捕まらなければベスト出てた!」とか「信号さえなければな・・・」などと言い訳しあうのが楽しいからなのかもしれない
この日の旧コンビニまでの通過タイムは
「3:54」
信号に1つ捕まって30秒ぐらいロスしたが悪くないタイムだ
バスさんが言った
「良いタイムですよ!行けますよ!」
バスさんの言葉は心に響く、力になるな
そう思っていた
旧コンビニ~蓑毛バス停
この区間はヤビツの一番の難所と言ってもいい区間だ
約10%の勾配が1kmほど続く
ここで無理すると後半もたない、かといって抑え過ぎてしまうとタイムは出ない
絶妙なさじ加減が必要なんだ
兎に角バスさんの背中だけ見て走った
正直かなり余裕はあったんだ
このペースなら後半上げられる
そう思っていた
蓑毛バス停までの通過タイムは
「13:11」
バスさんが言った
「ちょっと遅れたけど十分です!大丈夫ですよ!行けますよ!」
バスさんの言葉は心に響く、本当に力になるな
そう思っていた
まさかこの後あんな事になるなんて想像もしてなかったんだ・・・この時は・・・
蓑毛バス停~菜の花台
ここからは街灯がほとんどなくなり本格的な峠道になる
ここでバスさんに異変が。
バスさん
「みつさん!僕はもう限界です!遠慮無く先行って下さい!!」
そうか、バスさんかなり無理して牽いてくれてたんだな
俺はまだまだ余裕があったのでパワーを一段階上げたんだ
260wから270wに。
今日はビルドアップで登る!
菜の花台からは280wだ!
そう思いながらバスさんの前に出たんだ
バスさんありがとう!
バスさんの前に出てパワー上げて走り始めた
だが・・・
あれ?
おかしいぞ・・・
限界と言っていたバスさんが全然離れない・・・
はて( ̄ω ̄;)??
バックミラーには煌々とバスさんのガトリングガン、メガキャノン粒子砲の光が輝いている
正直めっちゃ眩しい・・・
( ̄ω ̄;)ゲンカイちゃうんかい・・・・??
パワーを一段上げた俺に必死に食らい付いてくるバスさん。
なぜだ?
なんでそんな必死に食らい付いてくるんだ??
何かの作戦なのか??
イヤイヤ、バスさんは嘘付いたりそんなセコイ作戦をするような男じゃない
じゃあなんなんだ??
それから2~3分たっただろうか?
バスさんの姿は見えなくなったんだ
辺りは真っ暗だった
そういえばバスさん熊が出るとかなんとか言ってたな・・・
でも走りに集中したんだ
270w!270w!ビルドアップだ!
ベスト更新するんだ!
と思ってたその時!!!
耳を疑う音を聞いたんだ・・・
その音は・・・
「チリーン♪」
鈴の音っ!!
熊出たのか??
イヤイヤ出るかいっ!
そうかバスさん恐かったのか・・・
だから限界超えてたのに必死に食らい付いてきたのか・・・
1人になりたくなかったんだな・・・
でもさ・・・
いい大人がさ・・・
普通さ・・・
鈴鳴らす??
( ̄ω ̄;)熊避けて・・・
それも1回や2回じゃないんですよ!!
定期的に1分おきに10連発ぐらい
チリーン♪チリーン♪
チリーン♪チリーン♪
チリーン♪チリーン♪
チリーン♪チリーン♪
チリーン♪チリーン♪
と鳴らしてるんですよぉ??
その必死に真剣に一心不乱に鈴鳴らしてるバスさんの姿を想像したらもうタイムアタックどころじゃねぇです・・・
笑っちゃって力出ねぇ・・・
菜の花台~ヤビツ峠
定期的に聞こえる鈴の音
その度にパワーはどんどん落ちたんだ
そしてだんだんと煌々と輝く光と共に近づいてくる鈴の音
チリーン♪
チリーン♪
チリーン♪
チリーン♪
チリーン♪
チリーン♪
チリーン♪
チリーン♪
チリーン♪
チリーン♪
チリーン♪
チリーン♪
「あれれ?みつさんどうしました??
タレちゃいましたか??」
(゚Д゚#).。oOオメーのせいだよコノヤロウ!!
「いや・・・
ちょっと今日はだめみたい・・・」
バスさんの言葉は心に響く、本当に力になるな
などと思っていた俺をブチコロシてぇ
そう思ったんだ
心から。
「諦めないで最後まで出し切りましょう!!
もうちょいですよ!!行きましょう!!」
そう言いながら熊避けの鈴を鳴らすバスさん。
「チリーン♪」
(´-`).。oOまだ鳴らすんかい・・・
まだまだ続くおじさん2人の夜のヤビツ峠ヒルクライム!!
お楽しみに!!
※バスさんとの会話や、鈴の件はわたくしが著しく誇張捏造しており本当はこんなこと一切言ってもないしやっていません。
本当です。
ホントウデスヨ・・・・
( ;゚;ё;゚;)ゞ
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